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ヨーロッパ 秋の味覚

さてさて、この辺りで秋の味覚と言えば、やはり、これ。
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フランス語のセップ(cèpe)、イタリア語で言うポルチーニ(funghi porcini)。
日本では、ポルチーニの名の方がよく聞きますね。
さて、このセップ。ヨーロッパの松茸というようなイメージ。
ヨーロッパ産のキノコ類では、トリュフに次いで高価な代物です。
(と言っても、松茸ほどではありません)

実は、こちらで生活して以来、わたくし、このセップの虜。
乾燥品は1年中手に入るので、食料棚に常備されています。
そのセップ。何がいいって、その強い独特な香りがいいんです。
乾燥だから味が落ちるという訳ではなく、その戻し汁にも旨味が広がり、
もしかしたら、生のものより香り高いかも。

生のセップの収穫は秋。 9月のマルシェに姿を現し始めます。
スーパーでは見かけません。新鮮さが命ですからね。
生の良さは、何といってもその瑞々しさ、触感。そして、フレッシュな香り。
これを求めて、セップが並ぶ店には、品定めに余念のない地元民が
群がる群がる。
食いしん坊は万国共通。どこにでも、たくさんいるものです・笑。

そして次に・・・
そう、昨日の記事で書いたムッシューに勧められた果物。これ。
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Kakipomme (カキポム)。
商品札には、そう書かれていました。
Kaki = 柿、 Pomme = りんご。 柿りんご???
風貌は、スーパーで売られている洋なしのLサイズ版といった感じ。
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味はと言えば、洋なしよりふかーい甘さ。美味。
丁度食べ頃というムッシューの言葉通り、甘さ絶頂。
買ってよかった☆
しつこく勧めてくれて、ありがと~、ムッシュー。

ところで、



私の一押しの食べ方は、生(ナマ)のものは、クリームソースであえてフェットチーネで。
ドライ品は、リゾットで。 これお勧め。
他にも、サラダに混ぜたり、ソテーにしてお肉の付け合せにしたり。
存分に楽しみたい人は、夜食を“セップ尽くし”なんていうこともあるそうです。ぅわぉ。

今回、私は勿論、セップ+クリームソースのフェットチーネにして味わいました。
やっぱり、最高。 しゃ、写真??
撮り損ねてしまいました。 (ごめんなさい。夢中になると、つい写真を忘れる)

お詫びに、先日のストラスブール訪問の際、レストランで食べたセップ加わる一品
をご紹介。
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”野生鴨腿肉のロースト、Butternut(日本で言うなんだろう。ウリ科の野菜。)
セップのソテー添え”
見えますか?真ん中に整列したセップたち。

と、こちらの秋の食材をかなり楽しんでいるような記事ですが、本音は・・・

”日本の秋の味覚にはかないませーーん。” あーー。恋しい。恋しい。
これから冬にかけて、日本は美味しいもの盛りだくさんですねー。はぁ。
セップで恋しさ乗り切ろう。
by europa_co | 2006-11-06 21:53 | ◆ スイスの食べ物&飲み物
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